ドラえもん（先生）とのび太くん（生徒様）/ドラえもんの世界。

 私は、常日頃から思っていることがあります。

　一番、理想なすばらしい「授業」は、かのゆうめいなマンガ「ドラえもん」の世界を提供することだと思っています。

　ドラえもんとのび太くんの関係を考えてみてください。

　もし、これが、ドラえもん（先生！）でのび太くん（生徒様）だったらどうでしょうか？どう、お考えになりますか？

　わたしは、国語の学習においては、「柔軟な発想」「テクニックや攻略法ではなく、自分で困り果て悪戦苦闘しながら最後は自力で解答を。自分のことばで見出すこと」が一番重要であると思っています。

　他のホームページを、わたしも良く見ます。

　国語に関するホームページが「乱立」しております。

　どれも、うたい文句は、「解法テクニック」です。それでは、合格後、授業について行けませんし、この成長期の大切な時期に、大人や月謝欲しさの家庭教師が、そういう「仮に即効的に点数・偏差値」を上げるツケヤキバ的なテクニック・スキルを売り物に宣伝していることは分かっています。

　わたしも、事実、他の先生よりすばらしい「受験テクニック！」はないかと考えたものです。確かにありますし、実践もし効果がありました。合格後の追跡調査をすると、国語の成績は、受験の偏差値とかけ離れ、実際は低いと判明致しました。

　そこで、「受験テクニック」には、「限界」がありますので、「ドラえもんとのび太くんの関係」がすばらしいのではないかと気づいたのです。

　考えてみてください！

　のび太くんは、非常に不器用で何かさえ登場人物です。のび太くんが困り果てドラエモンに相談すると、ドラえもんは、お腹のポケットから様々な「道具（ツール）」を出してくれます。その「道具」の使い方を教えてくれるだけで、解答は、ドラエモンは決して言いません。さらに、ドラえもんが、その「道具」をのび太くんの代わりに、操作（使用）するのではなく、のび太くん本人に与えて、のび太くん自身に現実と立ち向かわさせるのです。

　ここが、非常に重要です！

　のび太くんは、これで物事や困ったいること、悩んでいることが解決できると大喜びします！

　しかし、これは解答を教えてもらった生徒さんと同じ状況で、まだ自分のものになっておりません。

　そこから、のび太君は、ドラえもん（先生）に見守られながら、悪戦苦闘、思考錯誤し、時には泣き、何とかそのドラエモンから与えてもらった「道具」を使いこなそうとします。

　最後に、のび太くんは、ドラエモン（先生）から見守られながら難題を克服し、自分で正解を発見し！「やった！ドラエモン、ありがとう！」という風になります。

　国語の授業においても、音読させたり、問題の解き方中心になっているところが多いです。合格点数を稼ぐにはしかたがないと思います。

　わたしは、先にかの有名な「ドラえもん」の「例」を出したように今の国語教育には、何か足らないと思っています。

　社会に出て、強く、果たして、たくましく生きていけるのか疑問です。

　ドラえもんは、すぐに、「事柄」「状況」を把握し「解決」してくれるわけではありません。ドラえもんがのび太くんに与える「道具」とは、読解への「ヒント！」なのです。

　最後は、必ず、ある「道具（ヒント！）」を出して、のび太くんに自身の力で、困った事柄を解決させようと、常に見守るという姿勢を取っています。

　ここが、中学受験の国語、または、国語学習に取って一番大切なことであり、現状でもっとも欠けているところです。

　これは、大手進学塾にはできません。

　家庭教師、個別指導だからできることです。

　お考えになってきてください。
　　

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