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斎藤の<国語の頭脳>教室


国語のお悩み相談室


 
  国語学習をしていく上に置いて、生徒様及びご父兄様が陥り安い問題を書いておきます。

 1) 本人は国語が好きだし、読書、作文も好きである。しかし、思うように国語のテストで得点を取ることができない?

  これは、国語のテストに問題があります。
  現在の国語のテストは生徒様に備わった真の国語力を見るものではありません。決まった時間内に、説明文、物語・小説文、詩を読ませ、記述させたり、空欄に接続詞を入れさせたり、指示語の指し示すことや、正しいものを選びなさいと言う選択肢問題、文中から何字で書き抜きなさい、など非常に多岐に渡っています。

  大学教授や文豪と呼ばれる作家でも解けません。

  テストの国語で点数を取るためのトレーニング(練習)が必要となります。

  本来の国語教育からは、かけ離れています。

  まず、問題文を読む前に、問題(設問)にざっと目を通すこと。

  問題文を読みながら解答できる箇所はテキパキとその場でやっていくこと。

  選択肢問題は、ア、イ、ウ、エとあった場合、アが正解だと考えてもすぐににはしないこと。
  ひっかけ問題が多いからです。
  慎重に消去法で2つ消し、最後の2つにしぼること。
  その二つの文章の上の部分だけを比較するか、下の部分だけを比較し、本文中に書いてある方が正解です。

  記述問題においては、満点を取ろうと思わないこと。
  7割を目指すこと。手が止まったらそれは思考の停止を意味します。考え込んだら終わりです。
  聞かれている箇所の前後5行以内と最初と最後の段落を見ることです。
  繰り返し使われる言葉、同じ意味なのにわざわざ違う言葉(語彙)で表現している箇所は、筆者のいいたいことであり、その文章のキーワードになります。
  記述では、大抵、筆者の言いたいこと、文章の主題、論旨を聞いてくることが多いです。

  例えば、「その原因」について説明しなさい、という問題があったとします。
   この場合は、まず、「その原因」の「その」が何を指しているか考えます。次に、文中のどこに「原因」という言葉が繰り返し使われているか、探します。その前後3行以内を見てキーワードさえ押さえて記述すればそれでお終いなわけです。

   物語・小説文の場合は、気持ち・心情に関する記述が多いです。会話の前後を見てそこから、「気持ち・心情」を汲み取ればよいのです。
   「心情の流れ」が変わっているところがあれば、そこから先は筆者の最も言いたいことになるわけです。
 
  詩は、「題名」が一番のキーワードであり、ヒント!です。

  このように、特別な練習をしていませんと受験の国語では得点がとれません。

  非常に特殊な世界です。

  次のように考えてください。

  一番の問題は時間配分です。全部の問題を解ききろうとは決してしないでください。捨てる問題と得点化する問題の判別、予測をつけてください。

  問題文は、4〜6分で読み切る。

  選択肢、接続詞の問題は、2分。

  指示語の問題は3分。

  記述は5分。それ以上かかるようならその問題は捨てる。

  漢字、言葉の問題は知識の集積です。考えても分かるものではありません。できるものだけやり、後はすてます。


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          juken_saito@cure.ocn.ne.jp
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