やさしい、国語学習について。 |
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1) 今年六年生になられ来年の2月に受験の方は次のことだけは避けて頂きたいと思います。 1.読解力を付けようと夏目漱石などを音読し感想文、作文を書いたりすることです。 これは、中学校に合格されてからやって頂きたいと思います。まだ、5年生でしたら時間的に余裕があるでしょうが、来年2月に中学受験をされる方にとってはその時間はありません。学校が終わり、塾に行って帰宅されると夜遅くなっていると思います。 読書し作文を書くことは国語学習の本質です。しかし、受験がそれを受け入れてくれるかと言ったら受け入れてくれません。すべて、点数で算出されますので、その努力を認めてはくれません。 そこで、要領よく柔軟性をもって、読書の代わりに沢山の問題文を読みましょう。指示語、接続詞、段落の構成、作者の言いたいキーワードに注意しながら読んで行きましょう。 声を出して読むことは意味がありません。なぜなら、問題文を読み切るのに時間がかかってしまいますので、目で追って読みましょう。なるべく早く読み切る速読の練習をしましょう。 問題文は、5分前後で読み切ってしまわないと、問題を解く時間がありません。 まずは、問題より、問題文の攻略を目指しましょう。 2) 問題文を読んでも何が書いてあるのかわからない!?、分かるようで分からないという人に対しての<やさしい対策>です。 そういう人は、まず、一気に問題文、全部を読み切って無理やり頭に入れて、詰め込んで分かろうとすることがいけません。その点は、語彙力で国語は伸びるという塾に対してわたしが反感を抱いてる原因にもなっています。語彙力は所詮<暗記・知識>であり、<知識の集積>では<読解力>はつくはずがありません。 焦らず、問題文を段落ごとに分け、最初は自分のペースでゆっくりと納得がいくまで読む練習をしましょう。その際に、必ず、ここは大切かな?と思ったり、考えた<箇所>に<波線、棒線>を横にひっぱっておきましょう。 そして、自分が大切かなと思った<箇所>が、本当に重要かどうかは、先生、ご父兄様から見て頂きましょう。 その練習を繰り返していくうちに、すらすらと読め、分かった!という日が数週間後に来ます。それまで、焦らずじっと頑張りましょう。 3)<記述式問題>が苦手!嫌い!という人の対策です。 まず、問題文を読む時に、大切だと思うところに<波線、棒線>をつけておきましょう。そして、最初と最後の段落は大切です。最初の段落で聞かれていることがキーポイントですから見落とさないようにしましょう。 考え込まないこと。間違ってもいい、字数をオーバーしてもかまわないからドンドンと書くことです。練習で本番ではありません。 記述式が苦手という生徒さんは、考えこんでしまい、手が止まってしまいます。それが最悪のパターンです。たとえ、日能研のオプション講座の記述式を、入試直前の冬休みに取ったとしても手が止まってしまい、ひたすら考えているようでは意味がありません。入試は、時間との勝負でもあるからです。 とにかく、考えたことを、<波線、棒線>をつけたとこを、ヵ所を手掛かりにして書くことです。字数がオーバーしたら、いらない言葉、文章を削っていきましょう。本当に重要なキーワード、キーポイントだけでつないでいくようにしましょう。 このことを繰り返しやっていくうちに必ず<得意>になります。 斎藤システムをご覧ください。 |