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斎藤の<国語の頭脳>教室
<サピックス>の落とし穴!>>
このページをお読みの方は、「中学受験」、「大手進学塾」に対してどのような「イメージ」をお持ちであろうか。
大手進学塾と言えば、日能研、サピックス、四谷大塚、ワセダアカデミー、市進学院などであろう。
特に、ここ数年、サピックスの知名度は高くブランド化していると言っても過言ではないであろう。
ご父母様達は、サピックに乳塾できれば、開成に合格できる、開成に合格できれば、東京大学に合格できるという、一つの経路を持っておられるとおもう。
サピックスと言えば、いかにもエリート集団という印象を抱かせる。お子様をエリートにしたいがためにサピックスに通塾させているというイメージさ抱かせる。
この「中学受験」は、去年の統計で言えば、首都圏において5人に1人は中学受験に臨んだということになる。。
この「中学受験」をあなどってはいけない。
小学6年生が受験するのだから大したことはない、親のわたしでも十分対応でき解けるはずであると考えているご父母様大勢いらっしゃると思う。
それが、実は、大学受験レベルであったり、そっくり高校受験問題にすり替えても十分に通用するのである。それほど、出題される問題は、高度である。
それを知り、ご父母様は大手進学塾に駆け込む!丁度、小学6年生と言うと第二次反抗期が始まるころである。中学受験とわが子の第二次反抗期の板挟みにあい、病気になったり、過度なストレスからノイローゼになるご父母様は事実多くいらっしゃる。
この「中学受験」、わが子を社会参加させるときに少しでも他の子供より有利な位置からスタートさせたいという親のエゴから始まったのではなかろうか。燃え尽き症候群とまでとは言わないが、過度な競争にもまれ、ストレスを受け、せっかく第一志望に合格できたのに、そこで挫折する子供は多い。
話を元に戻すが何故、ご父母様はサピックスを選び、何を期待されているのであろうか。
わたしの小さな教室にも国語が不得意なサピックス生が多く来る。
みな、開成、麻布、桜蔭、女子学院、駒場東邦をねらっている。
彼らに共通して言えることは、非常に友達と競い合うことが好きであるということだ。わたしは、子供のうちからこのような過度な競争意識をサピックスが、植え付けている、扇動していることに対して非常に疑問を感じる。競争意識が行き過ぎた例をあげよう。雙葉を目指していた女の子がいた。もちろん、サピックスに通塾しているが国語が不得意なためわたしのところに来た。国語の成績も上がり、受験本番数週間前と言う時に、その女の子は泣き崩れてしまった。理由は、なぜ、○○ちゃんが慶應に合格できてわたしは無理なのかしら、わたしって、そんなに頭が悪いのかしら、ということである。サピックスの競争意識を高めることが裏目に出た例である。
わたしは、もちろん、競争意識を高めることも必要であろう。日本は、自由市場競争原理であるから、その「競争」に負けないためにも、競争意識をつける必要はある。しかし、行き過ぎでは、何のために競争意識を高めたのか意味がないと思う。
競争意識の他に、学校から帰ったらすぐ塾、宿題ではなく、家のお手伝いや力仕事をしたり、家族でおしゃべりをし団欒をする時間だって必要であると痛切に感じる。
確かに、サピックスは開成合格者を毎年、一番多く出し、その合格者の多くは東京大学にいっているはずである。そう考えれば、確かにエリート集団かもしれない。
次に、わたしのところに通ってくる、生徒及びご父母様から聞いた話をしよう。
一度言ったことは二度言わないらしい。
質問は、授業が終わった9時以降で、夜遅くなるため帰宅時間が心配で質問できないらしい。
授業中に私語が少しでもあると大声で怒られ、ひどいときは廊下に立たせられるらしい。
宿題の量が異常に多くそれをこなすだけでやっとらしい。
志望校と関係ない他の受験問題をプリントしランダムにやらせているらしい。
国語に限ったことだが、記述問題の手直しがなく、部分点だけがついてくるだけでそのことに納得がいかない生徒及びご父母様が多い。
国語に限ったことだが、サピックス生はスピード感のある授業に慣れているせいか、じっくりと考えようとしない。すぐにヒントを求めてくる。
未だにサピックスというと、山の手の富裕層をターゲットにし校舎は新しいビルで、送り迎えに高級乗用車ベンツなどが並ぶ光景が未だにあるがわたしだけであろうか。
juken_saito@cure.ocn.ne.jp
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