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斎藤の<国語の頭脳>教室


作文、絵本、そして、雑談!

  国語で一番大切なのは「想像力」である。そのためには、「作文」の重要性を改めて見直す必要性がある。「作文」を指導できる教師、講師がいないのが、今現在の状況である。

 わたしは、国語=作文であるといっても過言ではないと思う。

 今日あった楽しかったこと、悔しかったこと、少し哀しかったこと、それらを200字程度でいいから書く習慣をつけよう。なぜなら、「書く」ということと「頭の中であれこれ考えている」ということは違うからだね。頭の中で考えたことはいつのまにか消えてしまう。忘却してしまうと言うんだ。忘れてしまうと言うことだね。また、あたまの中であれこれ考えることは、楽しく書くことより易しいと思う。なぜだって?実際、頭の中で考えたことを「書く」ことになると、「あれ?何て言ったらいいのかな、頭の中ではわかるけど、言葉として出てこないよ」ということがよくあるよね。だから、「書く」ということは難しいんだよ。頭の中で考えたことをきちんと正確に自分の言葉で整理整頓し、さらに、それを読む人に分かるようにして書かなくてはならないからね。

 毎日、いろんなことがある。

 考えたことを書いてみよう!

 読書感想文、というと、少しかたぐるしいかもしれないが、どんな本でもいいんだよ、マンガのドラエモンでもいいし、ハリーポッターでもいいし、何でもいいから読んだら書いてみよう。

 書くと言うことは楽しいよ。自分だけの世界だけをどんどん作って広げていこう。

 後、絵本もおもしろいよ。もう、絵本を卒業したって?そうかな?絵本は文字として書いていないことが沢山あるんだ。その絵本を見て、何を考えたか、感じたか、どういう気持ちになった、絵本に書いてある文章以外に自分で書いてみよう。新しい絵本ができるかもしれないよ。

 最後に、君は、雑談をよくしているかな?

 友人でもいいし、お父さん、お母さん、でもいいよ。

 雑談をしていると、ふと、分からないことってでてくるよね。疑問に感じることだよ。そういう時は、必ず、なぜ?なぜそうなるのって聞いてごらん。逆に、友人やお父さん、お母さんから、なぜ?ってきかれることがあると思うよ。そういうときは、わかんない!何て言わず、自分の意見をきちんと相手が分かってくれるまで、納得してくれるまで話そうね。

 こんなことが意外と国語の勉強になっているんだよ。

 国語だからといって、問題文を読み説くだけではないんだよ。


            juken_saito@cure.ocn.ne.jp
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