<できる!国語> |
みなさん、結構、国語教育を甘く見ているところがあるんですよ。 大抵の生徒さんは、算数、理科に力を入れるでしょう。 その結果、国語の問題が徐々に難しくなり、全体の偏差値の足を引っ張っている、どうしよう?という生徒さん、ご父兄は「夏季講習」以降が多いです。 説明文、論説文は、一見取っ付きにくいようですが、短期で算数のように確実にものになり点数を取れるようになります。 問題は、物語、小説文です。読むのは易しいですが、登場人物の「心情の流れを把握し」、誰と誰に絞り込んで解答するかというと難しいです。はっきりいって時間がかかります。 後、記述の不得意な生徒さんですね。こういうタイプの生徒さんは日頃、文芸書を読む習慣がなかった、読んでも投げやりにし、ご父兄からいろいろとその物語について質問を受けたり、語ったりする習慣がなかった。 さらに言えば、200字から300字程度でよいので作文を書く習慣がなかったということが挙げられると思います。 説明文、物語文、小説に関しては「斎藤システム」を読んで頂ければ良いと思いますので、今回は「作文」についてお話ししておこうと考えています。 「作文」が苦手な方ですね。 ある主題・テーマが与えられ「作文」を書く場合と、ある文章を読んで「作文」を書く場合に別れると思います。 「作文」について言えば、これはダメだから書き直し!というのが一番悪い指導法です。 どの生徒さんの「作文」にも、教師が驚くようなことが必ず書いてあるものです。 まず、そこを大切にし、キーポイントとします。 次は、単純な文章の書き方の問題です。 長々と、「〜で」であるとか「〜が」という言葉が続き文章自体に要領が得ない場合が多いです。 こういう場合は、生徒さん、ご自身さえ何を書いているのかもう分からなくなってきていると思います。 指示語、接続詞を使い、一文、一文を短く明瞭に書いていく練習から進めます。 それに慣れてきたら、次は段落わけです。 そして、キーポイントとなるのは、最初の出だしと最後の結論、まとめです。 そういう単純な作業を習得していく中で、一番大切なのは、教師さえも驚く「発想」をどこに入れ、さらにどうやってそのことに説得性を持たせていくかです。 これさえできれば問題ないでしょう。 結局、作文も斎藤システムで言えば、基本である、指示語、接続詞、段落の構成の把握にあるわけです。 ダメ、ダメと何度も繰り返し書かせるのではなく、「作文」の場合もキーポイントを押さえて、書き方を指導するというより、慣れてもらうことが肝心です。 |