中学受験/国語/家庭教師/個別指導



斎藤の<国語の頭脳>教室


斎藤の<中学受験・国語新講義 U>基礎編


 前回は、「助詞」の学習をしたね!

 「助詞」がないと文章がバラバラになってしまうんだね。どんな「助詞」があってどんな「役割」を果たすか覚えているかな?

 この「助詞」を知っていると知らないで、「選択肢問題」や「空所補充問題」で「差」がつくんだよ。

 今日は、「指示語」について勉強して見よう!

 まず、「指示語」って何か覚えているかな?

 そこの確認からいこう。焦る必要はないからね。

 「指示語」っていうのは、「これ、それ」みたいに「こ」、「そ」が頭に付く言葉なんだよ。

 文章のどこか他のところを指し示す役割をするんだ。中学受験の場合

は、その「指示語」の前、数行にその「指示語」が指示していることがあ

る。ごくたまにだけれど、「指示語」の後に、指し示していることが来る

ことがあるから注意しよう!

 文章は、文と文がつながっていないと文章にならないよね。そのために

は、どうしても「文をつなげるために!」指示語が必要になるんだ。え

っ!「接続詞もある!!」だって!確かに、君の言う通り、文をつなげる

役目は「接続詞にも」あるよね。その両者の違いは、「接続詞」を説明す

る時に、学習しようね。

 今はとにかく、「接続詞」だけだよ。

 まず、覚えて欲しいことは、

 1)指示語は大抵の場合、前を指す、ということだ。

   それは、これは、何て出てきたら大抵その「指示語の5行以内」にあると考える。そんなに遠くにはない。

 2)それは、これは、ではなく、「その原因は、何ですか?その原因を書きなさい。」という問題があったとする。この場合もやはり、「指示語」の問題なんだよ。

   「その原因」の「原因」を問われているわけではなく、「その原因」の「その」を問われているわけなんだ。指示語の問題だね。さらにこの場合、それは、これは、と違いヒント!がくっついてきているよ。

   「その原因」の「原因」という言葉だ。

   「その」という「指示語」は「原因」とくっついているわけだ。

    まず、「その」の前に、「原因」という言葉が出て来ているか探して見よう。

    次に、「原因」を言い換えた「ことば」がないか探して見よう。

    最後に、「原因」ということと直接関係が深いところはないか、探して見よう。

    そうすれば、君は必ず「その原因」を探し当てることができる。

 3) このようにして〜、こうして〜という指示語が出て来た時。

    まず、ようにして〜とかして〜は「無視」しよう。

    このようにして〜の「この」、こうして〜の「この」だけに着目し、それが何を指示語として示しているか探し出せば言いわけだ。

    ここで注意!して欲しいのは、「このようにして〜」「こうして〜」という言い方をしているときは、その後に、まとめ、結論が来ていると気が多いんだ。覚えておこうね!


 4) 中学受験ではたぶん出ないと思うけれど、「指示語」が「前のこと」ではなくて「後のこと」を示している時もある。念のために学習しておこう。

    わかりやすいように<例文>を書くよ!

    彼はそれを観ながら、うつりゆく映像(映画)の題名を思い出そうとした。

    この場合の「それ」は、うつりゆく映像(映画)、となるね
  

            juken_saito@cure.ocn.ne.jp
中学受験
国語
個別指導
家庭教師
国語の頭脳 教室
copy right 2009@中学受験 国語 個別指導 家庭教師 国語の頭脳 教室 All Right,Reserved