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斎藤の<国語の頭脳>教室


最新オリジナル読解の方法!

 
 問題文を「読む時」に、どのようなところに線(―)所謂(いわゆる)印(しるし)を付けるか学習しましょう!

1 説明文の場合  

1 最初の第一段落で何を問われているか?そこに線をつけましょう。いわゆる、問題提起です。筆者がこれからお話しを進めるにあたって問題を出しています。

2 たとえ、例と思われるところに線を付ける。また、場所や具体的に何の話か分かるところに線を付ける。

3 筆者の主張、考え、意見らしいと思われるところに、線を付ける。

4 大切であると思われる指示語、または、ところで、さて、しかし(しかしは前のことと反対なことを言っているだけではなく、しかしの後には重要な筆者の考えが来ている場合が多い。これも線をつけておく。そのことで、段落の構成がはっきりとする。

 5 「翌日」など、「時間」、「日にち」が変っているところには線をつける。

6 最後の段落は、説明文においては、必ず、まとめ(結論)になるので、できるだけ短く、筆者の「意見、主張、考え」に線をつける。3と違い、必ず具体的に書いてある。

その他 分からない言葉に線を付ける。文章の前後から分からないことばの意味を想像してみる。

問題文が、線だらけになったら逆に見にくくなるので、できるだけ、短く線を付ける工夫をする。

                            執筆 斎藤 晃

2 物語・小説文の場合

1 登場人物・主人公・場所に線をつける。

2 登場人物の誰と主人公の関係が問われているか、線をつける。

3 物語・小説文においては、会話に注意し、心の関係、心の移り変わりがあるところに線をつける。

4 接続詞である、しかし、それから、ところで、に注意して線をつける。

5 最後の段落は、説明文同様、「主人公」と「登場人物」を通して、筆者の考え、意見、主張を必ず言っているので、それらしきところに、できるだけ短く線をつける。

6 物語・小説文では、「登場人物」と「主人公」の関係が変っているところ、たとえば、仲が良かったのに、いつのまにか悪くなっている、ということがあれば、なぜ、そうなったのか、心の関係、流れを考えながら、線をつける。

物語・小説文の場合は、そこが要旨となるので注意してください。

                         執筆 斎藤 晃

 

 


            juken_saito@cure.ocn.ne.jp
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